不動産投資の相場と周囲にバレずに売却する方法:損をしないための注意点
不動産投資を行っている方の中には、「投資をしていること自体を家族や会社に秘密にしている」「入居者に不安を与えずに売却したい」といった理由から、周囲にバレずに物件を売却したいと考えるケースが少なくありません。
しかし、秘密裏に売却を進めようとするあまり、相場よりも不当に安い価格で手放してしまい、大きな損をしてしまうリスクもあります。この記事では、適正な相場を維持しながら、周囲にバレずに投資用不動産を売却するためのポイントを解説します。
1. なぜバレずに売却すると損をしやすいのか?
通常、不動産を高く売るためには、インターネットのポータルサイトやチラシに広く広告を出し、多くの購入希望者から最も良い条件を引き出すのが王道です。
しかし、「バレずに売る」ためには、これらの公開広告を制限せざるを得ません。情報が限定されることで購入希望者の母数が減り、結果として相場よりも安い価格での成約になりやすい、というのが最大の理由です。
2. バレずに相場価格で売却するための3つの方法
公開広告を行わずに、できるだけ相場に近い価格で売却するための具体的な方法をご紹介します。
① 不動産会社の「直接買取」を利用する
不動産会社が直接買主となる方法です。市場に情報が出回らないため、周囲にバレるリスクはほぼゼロです。また、内見も業者が一度確認するだけで済むため、入居者に怪しまれることもありません。ただし、価格は相場の7〜8割程度になることが一般的です。「絶対にバレない確実性」と「手元に残る金額」のバランスを考慮する必要があります。
② 投資家ネットワークを持つ不動産会社に「水面下での仲介」を依頼する
インターネット等に物件情報を公開せず、不動産会社が抱えている既存の顧客(個人投資家や法人)にのみ、個別に物件を紹介する「未公開物件」としての売却活動です。 投資用物件を専門に扱う不動産会社であれば、優良な投資家リストを持っており、水面下の交渉だけで相場に近い価格で売却できる可能性があります。
③ 「オーナーチェンジ物件」としてそのまま売却する
投資用物件ならではの方法ですが、入居者が住んだままの状態で売却する「オーナーチェンジ」であれば、入居者に退去を求める必要がありません。室内を見学(内見)することなく、書類上の利回りや外観だけで取引が進むことが多いため、入居者に売却の事実を知られずに手続きを完了させることができます。
3. バレずに売却を進める際の注意点
- 家族にバレないための工夫: 売買契約書などの書類の送付先を自宅以外(不動産会社の店舗など)に指定する、電話の連絡時間帯を限定するなどの配慮が必要です。
- 会社にバレないための工夫: 売却によって利益(譲渡所得)が出た場合、確定申告が必要になります。その際、住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に選択しないと、住民税の額から副収入があることが会社にバレてしまう可能性があります。
- 査定時の注意: 買取を依頼する場合でも、必ず複数の会社に査定を依頼しましょう。「内緒にしたい」という心理につけ込んで、不当に安い価格を提示してくる悪徳業者を排除するためです。
4. 信頼できるパートナー選びがすべて
バレずに、かつ損をせずに売却するには、「水面下での営業力」と「高いコンプライアンス(情報漏洩防止)」を持った不動産会社を選ぶことが不可欠です。投資用不動産の売却実績が豊富で、こちらの事情を深く理解して対応してくれる担当者を見極めましょう。
5. まとめ
投資用不動産を周囲にバレずに売却することは十分に可能です。しかし、広告活動が制限される分、不動産会社選びが価格を大きく左右します。複数の会社に相談し、水面下でも相場に近い価格で売却できるルートを持っているかを確認しながら、慎重に売却計画を進めてください。