ワンルーム投資物件を早く売る!スピード売却時の税金と注意点
なぜ早く売りたいのか?
「キャッシュフローが悪化してローンの支払いが苦しい」「まとまった現金が至急必要になった」「良い条件の買い替え先が見つかったので早く手放したい」など、ワンルーム投資物件をできるだけ早く売却したいというニーズは少なくありません。
早く売るための方法と、その際に関わってくる税金の注意点について解説します。
早く売るための2つの方法
1. 不動産会社による「買取」
不動産会社に直接物件を買い取ってもらう方法です。
- メリット:買い手を探す期間が不要なため、最短数日〜1ヶ月程度で現金化が可能。仲介手数料がかからない。
- デメリット:市場価格(相場)の7〜8割程度の価格になることが多い。
2. 相場より安い価格での「仲介」
一般の市場に出しつつ、周辺相場よりも意図的に価格を下げて売り出す方法です。
- メリット:買取よりも高く売れる可能性が高い。
- デメリット:安いからといってすぐに買い手(投資家)が見つかる保証はない。仲介手数料がかかる。
早く売る際に損をしないための税金の罠
急いで売却する際に絶対に忘れてはいけないのが、「短期譲渡所得」の税金です。
恐ろしい短期譲渡の税率(約40%)
不動産を売却した年の1月1日時点で、所有期間が「5年以下」の場合、売却益(譲渡所得)に対して**39.63%**という非常に高い税率が課せられます。(5年超の場合は20.315%)。
「相場より安く売る(買取など)のだから、利益なんて出ないし税金もかからないだろう」と考えるのは危険です。 購入価格から毎年の「減価償却費」を差し引いた金額が現在の「取得費(簿価)」となるため、数年所有しているだけでも簿価は下がっています。表面上の売却価格が購入価格より低くても、計算上は「利益が出ている」とみなされ、多額の税金が請求されるケースがあります。
オーバーローンに注意
急いで買取業者に安く売った結果、売却額が住宅ローンの残債を下回ってしまう(オーバーローン)場合、手持ちの現金から不足分を補填してローンを一括返済できなければ、物件の抵当権を外すことができず売却自体が成立しません。
まとめ:急がば回れ、まずはシミュレーションを
どうしても早く売りたい場合でも、まずは不動産会社に「買取査定」と「仲介査定」の両方を依頼し、同時にローン残債の確認と、現在の簿価に基づく譲渡所得税の概算を算出しましょう。「早く売れたのは良いが、税金を払ったらマイナスになった」という最悪の事態を防ぐことが第一です。