不動産売却 タイミング トラブル

不動産売却のタイミングで起きるトラブル事例と未然に防ぐ完全対策

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不動産売却のタイミングで起きるトラブル事例と未然に防ぐ完全対策

不動産売却は数千万単位の大金が動く取引であり、売り出しから引き渡しまでの各タイミングで様々なトラブルが発生するリスクが潜んでいます。トラブルに巻き込まれると、数百万円の損害賠償を請求されたり、売却自体が白紙になったりする恐れがあります。本記事では、不動産売却の各フェーズ(タイミング)でよく起こるトラブルの具体例と、絶対に損をしないための回避策を徹底解説します。

1. 【売り出し前・査定タイミング】のトラブル

売却活動をスタートさせる最初のタイミングで、すでにトラブルの種は蒔かれています。

トラブル事例:「高額査定」に騙されて売れ残る

「御社の物件なら5,000万円で売れますよ!」と他社より不自然に高い査定額を提示してきた不動産会社と専任媒介契約を結んだものの、半年経っても全く売れない。結局、何度も値下げを強要され、最終的には相場以下の3,800万円で売る羽目になった。 【対策】 不動産会社の目的は「自社と契約させること」です。高い査定額を出す会社が優れているわけではありません。必ず複数社(3〜5社)に査定を依頼し、「なぜその価格になるのか」という根拠(過去の成約事例など)をしっかり説明できる会社を選ぶことで、売れ残りによる損を防げます。

2. 【売却活動中・内覧タイミング】のトラブル

購入希望者が家を見に来る内覧のタイミングでも、対応次第で大きな機会損失(損)が生じます。

トラブル事例:内覧希望を断りすぎて買い手がつかない

住みながら売却活動をしている場合、週末のたびに内覧希望者が来て休まらないため、「今週は都合が悪い」と断り続けていたら、いつまで経っても売れなくなってしまった。 【対策】 内覧は買い手にとって購入を決断する最大のタイミングです。売却期間中(特に最初の1〜2ヶ月)は、週末のスケジュールを可能な限り内覧対応のために空けておく覚悟が必要です。どうしても対応が難しい場合は、一時的に荷物を預けて空室にしてしまうのも一つの手です。

3. 【売買契約・引き渡しタイミング】の致命的トラブル

契約後から引き渡しにかけてのタイミングで起こるトラブルは、金銭的な損害に直結する最も恐ろしいものです。

トラブル事例①:契約不適合責任(瑕疵担保責任)による損害賠償

引き渡しが完了した1ヶ月後、買い手から「雨漏りが見つかった」「シロアリの被害があった」とクレームが入り、数百万円の修繕費用を請求された。 【対策】 売主は物件の不具合に対して「契約不適合責任」を負います。これを防ぐためには、売却前に必ず「物件状況確認書(告知書)」に、知っている不具合(過去の雨漏り歴、設備の故障など)をすべて正直に記載して買い手に伝えることが絶対条件です。事前に告知していた不具合については、売却後に責任を問われることはありません。

トラブル事例②:境界線が未確定で引き渡しができない

戸建ての売却で、隣の家との境界線が明確になっておらず(境界標がない)、隣人との境界立ち会い協議が難航。結果的に約束の期日までに引き渡しができず、違約金(売買代金の10〜20%)を払うことになった。 【対策】 戸建てや土地の売却では、「境界が確定していること」が絶対条件です。売り出しのタイミングで境界標があるか確認し、不明な場合は早急に土地家屋調査士に依頼して「確定測量」を行いましょう。測量には数ヶ月かかることがあるため、早めの行動が不可欠です。

4. トラブルを防いで損をしないための3か条

不動産売却でトラブルを防ぐためには、以下の3つを肝に銘じてください。

  1. 不都合な事実(瑕疵)は絶対に隠さない 「言ったら安くなるかも」と不具合や心理的瑕疵(孤独死など)を隠して売ると、後から必ずバレて多額の賠償金を請求されます。正直に伝えた上で価格交渉する方が、結果的に損をしません。
  2. 口約束はNG!すべて書面に残す 「エアコンは置いていきます」といった些細な約束でも、必ず契約書や付帯設備表に記載しましょう。言った・言わないのトラブルを防げます。
  3. 信頼できる不動産会社(パートナー)を選ぶ トラブルの9割は、不動産会社の担当者の能力不足や説明不足に起因します。一括査定などを通じて、リスクやデメリットについても丁寧に説明してくれる担当者を見つけることが最大の防御策です。

まとめ

不動産売却におけるトラブルは、タイミングごとの「事前準備の不足」と「報告漏れ」から起こります。特に契約後のトラブルは数百万円単位の損害につながるため、物件のマイナス面を含めて情報をオープンにし、透明性の高い取引を心がけることが、最も安全に、結果として損をせずに売却を完了させる秘訣です。

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