土地売却 コツ トラブル

土地売却のコツ:よくあるトラブル事例と未然に防ぐための必須対策

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土地売却のコツ:よくあるトラブル事例と未然に防ぐための必須対策

土地の売却は、数百万から数千万円という大金が動く取引です。そのため、ちょっとした認識のズレや確認不足が、後々大きなトラブルや損害賠償問題に発展するリスクを常に孕んでいます。

「高く売ること」ばかりに気を取られ、トラブル対策を怠ると、売却後に多額の出費を強いられ、結果的に大損をしてしまうこともあります。本記事では、土地売却で頻発するトラブル事例と、それを未然に防ぎ、安心して取引を完了させるためのコツを解説します。

1. 境界線に関するトラブル(最も多い!)

土地売却におけるトラブルで圧倒的に多いのが「隣地との境界」に関するものです。

【トラブル事例】

  • 売却後に、隣人から「フェンスがうちの敷地にはみ出している」とクレームが入り、買主からフェンスの撤去費用を請求された。
  • 境界標(境界の目印)がなく、購入した面積より実際の面積が小さかったとして、買主から売買代金の減額を求められた。

【防ぐためのコツ:境界確定測量を行う】 トラブルを防ぐ唯一にして最大の防御策は、売却前に測量士(土地家屋調査士)に依頼し、隣地所有者立ち会いのもとで「境界確定測量」を行うことです。境界を明確にし、「境界確定図」を作成して買主に引き渡すことで、後々の言いがかりやトラブルを完全に防ぐことができます。数十万円の費用はかかりますが、必須の保険と考えましょう。

2. 契約不適合責任(隠れた瑕疵)に関するトラブル

2020年の民法改正により、「瑕疵担保責任」が「契約不適合責任」へと変わりました。売却した土地が「契約内容に適合していない」場合、売主は重い責任を負うことになります。

【トラブル事例】

  • 売却後、地中から昔の建物の基礎や大量のガラ(コンクリート片)が出てきた。買主から数百万の撤去費用を請求された。
  • 売却後に土壌調査をしたところ、基準値を超える有害物質(土壌汚染)が検出され、契約解除と損害賠償を求められた。

【防ぐためのコツ:知っている不具合は全て申告する】 契約不適合責任を問われないための最大のコツは、「物件状況等報告書(付帯設備表)」に、知っている不具合や懸念事項を包み隠さず全て記載し、買主に了承してもらった上で契約書に盛り込むことです。 「こんなことを言ったら売れなくなるかも」と隠して売却すると、後で発覚した際に必ずトラブルになります。地中障害物の懸念がある場合は、事前に地中調査を行うか、契約書に「地中障害物が発見された場合の費用負担の上限」などを明記する特約を結ぶなどの対策が必要です。

3. 不動産会社とのトラブル(囲い込み)

買主とのトラブルだけでなく、依頼した不動産会社との間でトラブルになるケースもあります。

【トラブル事例】

  • 専任媒介契約を結んだのに、不動産会社が自社の利益(両手仲介)を優先するあまり、他の会社からの購入希望者を意図的にシャットアウトする「囲い込み」行為を行い、なかなか売れない。
  • 査定額だけは異常に高かったが、契約後は放置され、結局大幅な値下げを強要された。

【防ぐためのコツ:複数社比較と担当者の見極め】 悪徳な不動産会社に引っかからないためには、必ず一括査定などを利用して「複数社」を比較検討することです。査定額の高さだけで選ぶのではなく、査定の根拠、販売戦略、そして「囲い込みをしない」と明言してくれる誠実な担当者を選ぶことが重要です。媒介契約後も、定期的な業務報告書をしっかりチェックし、不審な点があれば契約の解除も視野に入れましょう。

4. 共有名義人とのトラブル

相続した土地などで、兄弟や親族と「共有名義」になっている場合のトラブルです。

【トラブル事例】

  • 売却手続きを進めていたのに、いざ契約の段階になって共有者の一人が「やっぱり売りたくない」と言い出し、売却が頓挫してしまった。

【防ぐためのコツ:事前の十分な話し合いと同意】 共有名義の不動産全体を売却するには、共有者「全員」の同意が必要です。一人でも反対すれば売却できません。売却活動を始める前に、必ず全員で集まり、売却の意思、最低希望価格、費用の負担割合などをしっかりと話し合い、書面で合意を残しておくことが重要です。

まとめ

土地売却のコツは、高く売ること以上に「トラブルなく安全に取引を終えること」にあります。「境界確定の実施」「不具合の正直な申告」「信頼できる不動産会社選び」「共有者との事前の合意」。これら4つの防衛策を徹底することで、売却後の不安を取り除き、損をしない安心な取引を実現させましょう。

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